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2024年4月 今年もドイツ・スイスに視察に出掛ける事ができました。2009年に初めて欧州に学びに行くことを始めてからコロナ禍を除き継続してきました。

最初は林業経営ということで、欧州の最先端の林業機械、道づくり、森林の管理について学び、大きな林業機械展などの日程に合わせていました。しかしドイツも日本も大きく時代背景も変わり、再生可能エネルギーやカーボンクレジットなど、木材の用途もその割合も変わってきています。そして日本では皆伐再造林という、少し乱暴な施業が推進され、伐期がきた木材を全て伐って多様性のある森に変えていくという、正解のように思えますが、生物多様性や土壌の炭素の貯蓄、災害の発生要因まではあまり考慮されていないのが現状です。

さらに、森林サービス産業(森林空間利用)という言葉の通リ森林を活用した取り組みの多様性も生まれ、環境教育(木育)と様々な関り方も進み始めていますが、欧州では生活そのものが林業・農業・レクレーション・ウエルネスという考えた方が定着しているので、日本の森林サービス産業は 今頃 ですか。という感じを受けとるでしょう。

欧州では哲学、思想、ビジョンという観念が子供の頃から教育されているので、物事の必要性や合理性、効果などを確実に人々に浸み込んでいます。そこがないからすぐ生産性や採算性を求めすぎると、何のためにやっているのか。誰が幸せになるのかを忘れてしまうような問題もでてきました。

私も時代の背景に応じた学びと経験の中から、皆さんと共有しながら学び引き継いで行こうと思います。

これからは様々な業種が連携して、地域をどう支え、将来の担う子供達を見守っていくことができるかの時代です。企業はそのあたりを特に考えてパーパス経営を行うべきかと思います。

 

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