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代表挨拶

Message

 

想いを伝える企業に!

 経年変化又は経年劣化という言葉があります。これは時間が経ち、次第に変化していくという意味で使われます。この変化には劣化していくという意味や、味が出てくるという意味もあります。日本では侘びや寂びという表現で骨董をはじめ古き善きものを愛でる感性というものがあります。その時代時代の価値観が反映されてきた古美術品などは、この経年の価値と自然の変化と同じように積み重ねていく年月の重みを感じます。

 経年変化は、自然の持つ日々の積み重ねの自然美のように思います。それを見て美しいと思う感覚というものは、その人の自然観に由るものであり、その自然の美しさを感じる心こそ、経年美化のように思います。新しいものばかりが価値があるかのようになり古いものは価値がないと捨て去られていく、新しく使いやすい物が大切にされていくような世の中ですが、自然の価値の自然は与えれた環境で力強く生命を宿り、その場で進化を続けます。そのような環境を守り、子供達のためにも、その自然の真心を大切にし、そして感謝し、自らの信念を持ってこれからも土木の仕事と森林への取り組みに対し確実な経営を継続しながら、将来に伝え、引き継いでいきたいと思います。

 次の世代の人のためにうそ偽りのあるものを残してはいけない。下手は下手なりでいい。うそ偽りはないと自らに言い聞かせ、精いっぱい貫けば、何十年、何百年か先に物を解体した時、「その時代の技術者」の思い、考えを読み取ってくれる人が必ず現れる。 心を込めた本物とはいつの世でも変わることなく心を打つものだ。その時々に精いっぱいのことをしておけばいい。それを信じて邁進していきたいと思います。

代表取締役 長瀬 雅彦